なぜ「青と真鍮」は、深い青色(ネイビー)の革にこだわるのか。
それは単なる美意識や好みの問題ではありません。
私たちが手帳という道具に求めたのは、開くたびに心が凪ぎ、深い思考へと潜ることができる「機能としての色」でした。
副交感神経を優位に導く、鎮静の色
色彩心理学や生理学の分野において、青色は「沈静」をもたらす色として広く知られています。青色を視覚に捉えることで、自律神経のうちリラックスを司る「副交感神経」が優位になり、血圧や心拍数が穏やかに低下することが多くの研究で示されています。
日々、膨大な情報とスピードに追われる現代のビジネスパーソン。常に交感神経が働き「オン」に偏りがちな脳を、いかにしてクールダウンさせるか。手元に深い青色の道具を置くことは、意識的に脳のスイッチを切り替え、思考の余白を生み出すための合理的なアプローチと言えます。
視覚ノイズを排除し、前頭前野の働きを最大化する
人間の脳の司令塔である「前頭前野」。論理的な思考や意思決定、アイデアの創出を担うこの領域には、「ワーキングメモリ」と呼ばれる作業記憶の容量制限があります。
限りなく黒に近い、深海のような青色。このストイックな色合いは、視覚への刺激を最小限に抑え、脳に不要なノイズを与えません。結果として、限りある前頭前野のリソースを「思考すること」そのものに100%集中させることができるのです。
美しい道具であると同時に、あなたの知的生産を論理的にサポートする装置として。深い青のレザーは、今日も静かに思考の海への潜水を助けます。
